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2022/06/13 (仮称)東蒲田SAビルプロジェクト vol.1(プロジェクトの経緯と想い)

2023年春、「京急蒲田」駅徒歩4分、緑豊かな中庭を臨む5階建て28戸の新築マンションが誕生いたします。
本物件は、建築家 伊藤博之氏デザイン監修の集合住宅です。
大田区から譲り受けたクスノキのある中庭を囲み、自然の流れを感じとる、季節の流れを感じとれる豊かな空間を創造していきます。
今回は第一弾のテーマとして「プロジェクトの経緯と想い」について、施主であるサンユー建設株式会社 代表取締役副社長 馬場雄一郎様からのお話をお伝えいたします。

 

はじめに 東蒲田SAビルプロジェクトはどのように始まったのでしょうか?

◆トランクルームから、「人が集う場所」へ◆

東蒲田SAビルプロジェクトの敷地は、京急蒲田駅の国道沿いに弊社が所有するオフィスビル「サンユー東蒲田ビル」の敷地の一角で、20年以上前からトランクルームとして使用していた場所です。
この20年で京急蒲田駅周辺の再開発は進み、新たな駅と周辺の道路状況が大きく変化したことに伴い、所有している土地の更なる活用を数年前より検討し、活力ある地域にしてくためには「人が集う場所にしていく事が必要である」と考えが纏まってきました。
羽田や品川、横浜への立地アクセスを鑑みると、集合住宅としての活用が、一番地域的にも求められており、これからの地域の発展に貢献できる用途であると至りました。

どのようなコンセプトのプロジェクトなのでしょうか?

◆都市空間の中で、緑化した空地を生かす◆

今回の計画は国道沿いに建つ「サンユー東蒲田ビル」を残したまま、敷地の一角を切り離して新しく集合住宅を建てるものなのですが、二つの建物がお互い補完し合えるような関係性を持つ建物にしたいという思いが当初からありました。
既存の建物の容積率の条件をクリアするためには空地として約300㎡(約90坪)が必要になることが判り、この空地をいかに利用して今回のプロジェクトを進めるかが、ポイントになると感じました。
集合住宅の設計については、伊藤博之建築設計事務所様と連携して検討していきました。
外観の考え方や、地域への貢献、また、都市空間の中での空地を緑化することにより魅力あるものが提供できるのではないかという話にもなりました。
命を繋いでいく事や、大田区の樹木でもあるクスノキを介して生きていくアゲハチョウの生息地にしていこうなどという構想も広がっていったのもこの時期でありました。

大田区では、「ブルートライアングルプロジェクト」を掲げ、アオスジアゲハの舞うまちづくりを目指しています。
これは大田区の樹木であるクスノキをアゲハチョウが好むということから、大田区ならではの自然環境づくりを進め、おもてなしの街づくりに取り組むといったものです。

 

 

大田区の建設会社である弊社が大田区の敷地で事業を行うことの意義を考え、空地を緑化するのであれば、ブルートライアングルプロジェクトを念頭に、クスノキを植えようという構想に広がっていったのです。
そこで大田区にはたらきかけ、区からクスノキを譲り受けることにもなりました。

 

コロナ禍の終焉後、生活環境やいろいろな生き方の変化が予想され、変化に対応できる空間の提案が必要であり、「自然の流れを感じ取る」「季節の流れを感じ取る」「人と人との接点を感じ取る」など、これからの社会生活においてキーワードとなる事柄について、建築と空地を利用して表現できる事に楽しみを感じていきました。
日の光の入り方、川からの空気の流れ(少し潮の風味を感じる)、緑との係わりなどを具体的に表現できる場として土地の力を最大限引き上げることが出来つつあるプロジェクトになっており、今後の進捗にも期待を持っています。

≪インタビューを終えて≫

インタビューの中で、施主としてのプロジェクトに対する社会的意義、
入居する方が豊かなライフスタイルを過ごせるような環境の在り方をどう創造していくのか、
たくさんの検討検証を重ねてきた熱い想いを感じました。
施工会社でもあるサンユー建設株式会社が施主として作り上げる建築空間への拘りと、
ここで暮らす人々や地域社会との繋がりを創造していく未来への高揚感。
これからプロジェクトリポートを通して皆様へお伝えが楽しみです。

 

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●東蒲田SAビルプロジェクト 概要
プロジェクト所在地 東京都大田区東蒲田2丁目
用途 集合住宅
構造 鉄筋コンクリート造5階建て
住戸 28戸
竣工予定日 2023年3月(予定)
設計 伊藤博之建築設計事務所サンユー建設株式会社
施工 サンユー建設株式会社
施主 サンユー建設株式会社